あなたの周りにイヤな人ばかりがいるなら

03.自己定義とビリーフ

いま、もしあなたの周りにイヤな人ばかりがいるなら、例えば

仕事しない(できない)上司
威圧的なリーダー
性格の悪い同僚
すぐブチ切れる彼女
自分の考えを押し付けてくる夫
見下してくるパートナー

しんどくて耐えられない、と思うなら
一番手っ取り早いのは、その人たちから離れること。

でももし、シチュエーションを変えながら、毎回、同じ被害に遭っているとしたなら…

ちょっと、
心理学的な考え方をしてみる、ということが助けになるかもしれない。

「投影」という考え方

心理学には「投影」という考え方があるの

自分の中に「抑圧した(抑えつけて無意識の奥底にしまい込んで見えなくした」ものがあると、自分の抑え込んだものを他人に映し出してしまう、という考え方。

例えば、「いつも嫌がらせを受ける」というパターンがあるとしたら

あなたの奥底に
「人が嫌がることをしてはいけない!!」という強い禁止令があって

実は、思っていることを、全然表現できていない、表に出せてない、伝えられていない、嫌だと言えていない、というケースが考えられるのかもしれない。

それは裏返すと「私も思ったとおりに、言ったり振る舞ったりしたい!」
という願いを表してたりもするんだよね。

まぁ、こんなに単純に済む話ばかりでもないけど、割と「抑圧と投影」という関係で説明できてしまうのですね(だからこそビリーフリセットが成り立つのですが)。

自己定義を疑ってみる

そしてもし 「いつも嫌がらせを受ける」 と思っているなら
その人の自己定義は「私は、いつも嫌がらせを受ける。」なんですよね。。

渦中にいると「だって、事実そうなんです!!」って心理学どころの話ではなくなっちゃうんですが、ちょっとその可能性もあると、一歩引いてみてくださいね。

「私は、いつも嫌がらせを受ける。」を事実と思って歩いてたら、なんでも嫌がらせなのだと捉えてしまう。 というのも、脳の仕組みとして説明されています。

いわゆる、引き寄せの法則です。
嫌がらせを受けることばかりを探しているってこと。

でもこの「抑圧された思考」に自分ひとりで気がついていくってことは、なかなか難しいので、セッションに来ていただきたいなーなんて思ったりしますが。

相手には相手の事情

そしてね、相手のことを考えろとは言いません。
イヤなことをしてくる人のことを、思いやる必要はありません。

ありませんが、相手には相手の事情がある。
と考えるのもひとつの手ではあります。

人を傷つけることは、本来人にとってストレスなものです。
それを、あえてしなければ自分が保てないという方なわけですから、相当に闇が深い。

しかしながらそれは、あの人が勝手にやっていること。
自分がそのことに同意し、傷ついてあげる必要はまったくないのです。イヤなことは拒否し。ご自分を守ってください。

まとめ

まとめると、 もしあなたの周りにイヤな人ばかりがいるなら

1.嫌な相手が何か教えてくれている自分の抑えつけているものはなんだろう?と探してみる。

2.自分の自己定義を疑ってみる。

3.相手の事情と一歩引いて眺める。

4.イヤなことは拒否し、相手に同意して傷つく必要はない。

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