感情を抜けた先にあった「身体を持たない私」という存在

02.私のかけらを探す旅

かずにゃんジャーニーワークの続き。(前の話→ジャーニーワークで出てきた「戦士」の過去
2層目くらいで出てきた感情たちが、なんかものすごくデカかったので、おいおいコレあと何層あるんじゃい?と思いつつ、次の層へ誘導された。

荷物を背負って草原を歩いてる男がいる。
山のような荷物は商品だろうか、日が暮れる前に集落につけるかどうかを気にして歩を早めた。

遠くの道の先に、小さな集落の屋根が見える。どうやらあの集落へ向かっているらしい。

足に合わない革の靴、ボロボロの粗い布地で作った簡素な服。
寒そうだし、みすぼらしいし、身体にあっていないが、男はそれを気にする風情はない。それはまるで「心地よさ」を禁じているかのようだ。自分に罰を与えているような。

「幸せになることへの恐怖」ふと、先日ある方に言われた言葉を、思い出していた。この人は、幸せになってはいけないと考えているのだろうか…

自分には、幸せになる資格がない。
自分は、幸せになってはいけない。
多分、私も同じ恐れを根底に抱えている。

彼は今世、贖罪の日々を過ごしている。
それは、彼自身が選んだ生き方だった。

私には、何も言う権利がなかった。
彼がそうと決めたことだ。

私は…?その答えは、また出てこなかった。

また、次の層へ誘導された。
この層は、やたらとはっきりビジュアルが見えたのだけど、目の悪い方なら見たことある景色なはず。

メガネやコンタクトを作る時に、覗き込む機械があるじゃないですか。乾いた土地にまっすぐ伸びる道路、そのずーーーっと向こうに、色鮮やかな気球が浮かんでる。あれ。あの景色でした。

ちなみにいま検索してみて、あの景色のもとはアリゾナらしいです。セドナの近くか、なんかご縁がある土地なのかな。

眩しい、遮るもののない日差しが暑い。
何かが得られると、何かがわかると思ってここに来た。それなのに、ますますわからなくなって、私は混乱していた。

肌を突き刺すような日光の刺激、その刺激は強いはずなのに、それすらも実際のものなのか、自分が想像している感じなのかがわからない。私が感じている今この世界は、どこまでが本当でどこからが虚構なのか。

こめかみに汗が伝う。
それは本当の感覚なのか、現実であると信じられる根拠はない。
それより今、私は「本当は」日本の自宅でセッションを受けているはずだ。

本当とは一体なんなんだ。
現実とは一体なんなんだ。

あの遠くに見えている気球は、さっきからぴたりと空に張り付いていて、動く気配すらない。あれは、実在するのか?それともただの絵なのか。私の感覚がおかしいのか。

私は、誰だ?
ここはどこなのだ?

汗をかいているはずなのに、寒くて仕方がない。どれが本当で、どれを信じれば良いのか、自分の感覚すら信じられなくなっていった。

次の層へと誘導された。
あのまま、あの場所に居たら何かが壊れていたかもしれない(その方がよかったのかもしれないけど)。

今までは、1階層降りるという感じで、下に向かっていた感じがあったのだけど、次の層へは、ふわっと上に上がった感じがした。

次の場所では、私は宙に浮いていた。
プカプカと、流れるでも、漂うでもなく、ただ浮いていた。

だからといって、心もとない感じも、安心感もない。
温かくも、寒くもない。気分良くも、悪くもない。

一切が「無」な感じ。

感情的な揺れも、気分的なものもない。
ただ、ちょっと私は拍子抜けしていた。

どうやら私は「大きな安心感」とか「揺るぎない愛の状態」とか「まばゆい光」とかとか、なんだかセンセーショナルなものを期待していたらしい(顕在意識では考えていなかったけれど)。しかし期待していたようなものは、なにもなかった。

へー…(とっても平坦な感じ)。

かずにゃんが、身体どんな感じですか?と聞いてくれた。
うん。あれ?…えっ!?。
「うーん、どうやら身体がないみたいです。」

そうですか。そこはどんなところですか?
と聞かれて、初めて周りを感じてみると、

そこは広大な宇宙のただ中でした。

宇宙って、しんと静まり返ったところのような先入観があった(空気がないから音は伝わらないと何かで読んだし)のですが、ものすごく色んな音がしていました。実際には音として聞こえていると言うよりは、様々な振動や星のエネルギーが、四方八方から感じられる。

遠くに星が見えるとかそんな風情ではなく、星や惑星、宇宙のチリ、空間の中にあらゆるものがある。そこかしこに、自分と同じような身体を持たない存在たちもたくさんいる。

さっきの「無」の感覚は、なんだったんだ!?ってくらい全部「ある」。

ぎゅうぎゅうと言っても差し支えないほど、渾然一体とした中に私はいた。渾然としているけれど、混乱はしていない。あらゆるものがただ、あるようにあるだけ。ゆるやかにつながり合い、重なり合い、共存している。

ここでも、共存というキーワードが出てきた。
よほど、共存できないと思っているらしいんだな(何とだろうね)。

渾然としたそこに居ながら、内面は静かで平穏。
平和で、穏やかで、柔らかく、優しい世界。
あぁ、これが私の「源」の景色なんだ。

私が、地球に生まれる前に居たところ。
私が、肉体を持つ前に過ごしたところ。
そう思うと、なにか感傷的になるかと思ったけれど、全然そんなこともなく、熱くも寒くもない、平坦なところだなー、という感想。

なぜ、ここを体験しにきたのだろう。
ここを、知る必要があったからだ。

何を、知る必要があったのだろう。
ここから、地球に持って帰ろうとしていたものは、なんだろう。
わかるようで、わからない。

かずにゃんが、そろそろ帰ると言うので、
「すぐ、戻ってくるよ。今は地球で楽しんでくるね。」
周りの星たちや存在たちにそっと告げ、その場を去った。

ひとつづつ上の層へ戻り、その層の自分に必要なメッセージを、「源」とつながった私から伝えていった。

ひとつひとつの層にメッセージが有り、それらは、顕在意識に戻ったとき、私のこれからの助けになるだろうと思われた(冗長になるからカット)。

めちゃめちゃ疲労したけれど、意義深いセッションだったよ。かずにゃん、ありがとうございました。

そしてその後日談で、「身体を持たない存在」である自分を経験しておいて良かったと思うことがあったのだけど、それはまた次回に。

コメント

  1. […] やすことが出来た。それはきっと、私の現在にも必要だった癒やしなのだろうと思う。今はまだ、実感がないけれども。続くよー感情を抜けた先にあった「身体を持たない私」という存在 […]

  2. […] 確かに、かずにゃんのジャーニーワークで、魂の源のようなところを経験したとき私は、身体を持たない存在だった。身体がないことは受け入れられても、レプティリアンやドラコニア […]

タイトルとURLをコピーしました