髪にまつわる怪しい話

01.見えない世界?

髪をバッサリといきまして、ヘアドネーションが出来ました。

もともと、肌や髪に何かつける的なものに抵抗があったのですが、これが幸いしたのは、今回のヘアドネーション。パーマもカラーリングもしてない重曹+クエン酸の天然頭髪を提供することができました。よかったよかった。

切った髪の毛だよー

カラーリングやパーマで素敵な方もたくさんいらっしゃるので、素敵だなーやってみたいなーと思うこともあるのですが、どうにも自分に関しては、色を入れた髪も、パーマでふんわりさせた髪も、人工的で、私でない感じがするんです(とはいえ、切ったらどちらもやってみたくなったんだけど)。

そんなわけで、まぁわりと長いこと長い髪でおりましたが、猛烈に切りたい衝動に駆られ、40cm弱をバッサリしました(切って1週間くらいたつのだけど、リアルお友だちを驚かせたくて黙ってたyo)。

切った翌日に、お友だちから、
「40cmっていうと3年ちょっとねぇ」
と言われて、はっとしました。
本格的にビリーフリセットを学び始めたのが2017年春、また変化の時期なんだなー、という気がしています。

さて、髪の毛(頭部)は、他人に触らせたりしない方がよいと聞いたことがあります。私もある方に、髪の毛はアンテナだからね、と言われたことがありますし、昔お世話になっていた美容師さんは、少し毛先を揃えるくらいでも、髪を切ると流れが変わると話していましたしね、髪の毛なんかあるね。

ミディアムシップ(霊会との交信)を教わったイギリスのトレイシーJヒッグスさんは、決めた美容師さんしか頭は触らせない、勝手に触ろうとしたらパンチよ。と言ってましたし、タイや東南アジアでも、頭は精霊が宿るので勝手に触れてはいけないと言われていました。

日本には、直接髪の毛ではありませんが、櫛にまつわる神話が古事記にあります。
素戔嗚尊は、櫛名田比売を櫛に姿を変え、頭に差して八岐大蛇と戦いますし、亡くなった伊邪那美命に会いに行こうとして、伊邪那岐命は櫛の歯に火を灯します。

また、荒れた走水を渡ろうとした倭建命(日本武尊、私はこちらの表記の方が好きなのですが)のために身を捧げた弟橘比売命は、櫛となって浜に打ち上げられます。

髪の持つ「いのち」や「霊力」また、「決意」「意図」が、「櫛」という形を持った表現なのではないかなと思ったりするのです。
そう思うと、雑に髪の毛を扱ってはいけない気がします。
地域に関わらずこういう話があるというのが、不思議です。

魔女の皆様におかれましては、呪いやお守りとして用いていたというのを聞いたことがあるでしょうし、丑三つ時に釘を打たれる藁人形には、呪いたい相手の髪の毛が入っているんだそうです。

好きな人にあげる手編みのセーターに自分の髪の毛を編み込むと、両思いになれる、という雑誌の噂に踊らされて、へたくそなセーターに自分のふっとい髪の毛を編み込んでいた同級生は、振られましたっけ。

私の場合は、髪を切ったことで、やはり流れが速くなっている、そして加速しているような気がしています。そして物理的にめっちゃ頭軽い。

さて、ヘアドネーションね、私がお世話になった原宿のSENTACさんは、JHD&CさんというNPO法人に賛同協力されているお店でした。

SENTACさん、不思議な美容室で、大きなミラーの前に置いてある本は「武士道/新渡戸稲造」と「小さな家/コルビジェ」。えっ?私のため?と一瞬思ったり。普通あんまなさそうじゃないですか…美容室にコルビジェとか武士道…

ヘアウィッグを作るのには、31cm以上の長さが必要だそうです。
一本づつそのまま植えていくのではなく、1本を二つ折りにして植えていくのだそうです。
普通に切ったらただ捨てられるだけですが、何らかのお役に立てたなら嬉しいな。

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