言えなかったには理由がある

02.私のかけらを探す旅

封印した感情に亀裂が入った日からの続き

最初に「ひどいよ!」の感情が
湧いてきてからというもの
私は連日
ぶわぶわと沸き上がってくる感情に
翻弄されることになりました。

はるか昔に忘れたはずの
諦めてしまった気持ち

閉じ込めてしまった
悔しい惨めな気持ちなど

それらが毎日毎日
飽きもせずに浮かび上がってきます。

今でこそ
感情や感覚を抑圧して生きて来ていた。

ということが出来ますが
その時にはそんなこと
まったくわかっていませんでした。

でも、毎日湧き上がってくる
その気持ち達をすくい上げては
なでなでしてお空へ帰してやる。

そんな日々を繰り返していると
それだけの気持ちを抑えて
封じこんで生きてきた自分を
とてもいじらしく、愛すべき存在に
感じ始めていました。

あぁ、こんなに我慢してたんだね。
こんなにつらかったのに
言えなかったんだね..。

言えなかったには、
言えなかっただけの理由が。

諦めてきたには、諦めるだけの
理由があるのです。

子どもには、子どもなりの
理由があるのですよ
例え、幼いゆえのカン違いであったとしても。

たかだか3歳でも
つらい、しんどい、悲しい、さみしい。
それを伝えてはいけないと
私は思ったようでした。

それは、それを伝えたら
「おかあさんが、困るから。」

「お母さんのやりたいことが
出来なくなってしまうから。」

それは、ほんの3歳が考えた
親への愛だったのです。

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