わかっちゃいるけどやめられない、から悩むのだ

03.自己定義とビリーフ

「うん、そうなんだけどさー」
「うんうん、いやそうなんだよねー、でもさー」

昼休みの会社員と思しき男女から聴こえてくる悩み相談らしい、女性から「けどさー」「でもさー」が出てくるのはこれで3度目。

同じフレーズが聴こえてくると自ずとカウントしてしまう。これは職業病なので仕方がない。うん、仕方がない。
仕方がないのだけど、気になってしまって、落ち着いて食べられないので困る。

いや、聞かなきゃいい。
そうなんだ、そんなことはわかってる。

「聞かなきゃいい、そうなんだよねー、でもさー」

わかる。
わかりみがありまくる。

◯◯なら××しなきゃいいじゃん!
そう、それはまさに正論なのだ、わかってる。
わかっているけど、出来ないから困っているのだ。

先程から件の男女も同じやり取りをしている。
聞きたいことがあるのだけれど、どうしても上司に聞けない、どうしよう?という相談らしかった。

男性は、
「仕事で必要なんでしょ?」
「メールやメモでもいいから聞いたら?」
などなど、建設的かつ当たり前な返答をしている。

そうなんだよ、やればいいのだよ。それができれば困りはしない。
その当たり前にちょっとの労力で出来るはずのことが出来ないから、彼女は困っているのだ。

そうなのだ。
「わかっちゃいるけどやめられねぇ」って歌があるように、やめればいいのにやめられない事や、やればいいのにやれない事というのがある。

この自分の内側で拮抗する2つ(ないしはそれ以上の)の方向性があるから人は悩むのだ。

大体、やめれば良いのか、そっか。
で話が済めば、辞めたいけど辞められない、やりたいけどやれない、という悩みは消滅する。
反対も然り、なんだやれば良いのか、そっか。って思えるならば悩みにはなり得ない。

そう簡単に行かないから悩むのだ。

不倫も浮気も離婚も、辞めれば済む話だし
タバコも酒も麻薬も、依存症と言われるものも辞めれば済む、相反する思いがあるから困っている。

その方が良いのにそう出来ない。
わかっているのにやれない。
には、理由がある。

出来ない、やれないには、理由があるのだ。
きっと、件の彼女にも「聞けない」理由があるはずなのだ。

でも、大抵の方は「聞けない理由」までを真剣に考えてみることはない。

なんとなく嫌な感じがする、なんか出来ない。
その先がわからないというのは、それは実はとても怖いことだから。

それを感じたくないがために、なんか出来ない、で顕在意識がその先を見ることを止めているから。

やりたいけどできない。
やめたいけどやめられない。の後ろには「恐怖」や「不安」が張り付いている。

そういう部分をひとりで探っていけるのには、少しばかりの知識と労力と時間が要る。そして、大抵の人は、そこにそこまでの労力を掛けることはしないし、ひとりで出来ることには限界がある。

こんな悩みカウンセラーに聞いてもらうの?
って思うのかもしれないけれど、ぜひとも一度セッションに来ていただきたいなーと思うよ。

一見小さそうに見える悩みでも、今までずっと悩んできたことの謎が解けると、スッキリするんだけどなー。
でもいきなり名刺渡されてもびっくりするよねーと思って、黙ってパンケーキ食べてました。

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