その「頑張る」実は、頑張ってないかもしれない。

03.自己定義とビリーフ

今までつらいことも頑張って乗り越えてきて、でも全然幸せになれなくて、本読んだり、◯◯セミナー行ったり、✕✕さんの講座行ったり、検索でこのサイト見つけたので、ブログ全部読んで頑張ってます!!

それなのに!!いつまでたっても、生きるのしんどいっす!!
なんでですか?
と、ご連絡をくださる方が、半年に2人ほど発生します。

セッション来て?zoomでもいいから。
って感じなんですが、面白いなーと思ったのは、共通して「頑張ってます」「頑張ってきました」って言葉が入ってたからなんだよね。

ま、ブログ読むの頑張るは、方向性違うの。
「受動」「受け身」頑張ってるっていう方、本を読む、ブログやメルマガを読む、講座受ける。頑張るは、そこじゃない。

「頑張る」は、本来「努力を重ねる」「力を尽くす」こと。
だと、私は考えていて、Doing的(行動)要素の濃いものだと捉えてる。

目標を立て、計画を立て、一歩一歩進む、地道な努力と継続的な馬力が必要な体力・気力・知力、全部盛りみたいな愚直な行動。それが私にとって「頑張る」。できれば頑張りたくない。

しかしながら、話をしていてアレっ?と思う時がたまにあって、それが何だろなーと思って伺うと、どうやらそれは「頑張る」の解釈の違いにあるような気がした。

いままでこんなに頑張って嫌なお姑さんに付き合って……
つらいときも頑張って笑顔でいなきゃと……

ということは
「嫌なお姑さんに付き合う」=頑張る
「笑顔」=頑張る
ということだ。

ということは
「いやなことを我慢する」=頑張る
「本心を表情にださない」=頑張る
ということか(裏を読み続ける)。

ということは
「嫌なことを我慢し続けてきたのに、幸せになれない。」
「本心を顔にださないよう、必死に隠し続けてきたのに、しんどいまま。」
って考えてるってことなんです。

で、改めて上の文章をお読みになると、その「頑張る」がどうしてご自分の幸せに繋がらないかが、おわかりになると思うんです。ちょっと厭味ったらしく、もう一度書きますよ。

嫌なことを我慢し続けたら幸せになれるって、思ってる……ってことなんですねー。へー。
本心を出さないように隠し続けていたら、幸せになれる……って感じなんですねー。へー。そうですかー。

どうですか?その我慢、幸せに直結してますか?この先の将来に、幸せが開けている感じしてますか?

うん、「嫌なことを我慢したら生き延びれる」仮説で生きてたのね。「本心を隠していたら生き延びれる」仮説を採用して生き延びてきたのね。ってことです。それがあなたの生存戦略だったのねー、ってことです。

それが、あなたの苦しんでる理由だよ。

ここまで生き延びてきた。よかった。
でも、その戦略「しあわせ」という目的のためには作られてない、ってことなんだよ。それだけ。

だから、過去の戦略を取り下げて、新しい「しあわせ」ていう目的に変更して、それに適した計画を作るんだ。それだけ。

言うのは簡単、でもそれがひとりで出来るならカウンセラー・セラピストという職業は不要なのよね、大抵ひとりでは難しいから、私達を利用してください、と思ってるよ。

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「頑張る」タイプ別の処方箋

いやなことを我慢する=頑張るだと思ってる方の処方箋

これは、いわゆる回避型。カメ型がんばる子ちゃん

よく、人気カウンセラーさんが「頑張るの辞めてごらん」って言ってるから、辞めてみたけど状況変わりませんって方は、頑張るが我慢だと思っちゃってる人かもしれない。

この「いやなことを我慢する」頑張るで、ひたすら亀のように甲羅の中で嵐が過ぎるのを待ち続けた回避型カメ子ちゃんは、とにかく叩かれないように、目立たないように、力を出さないように頑張ってる。

だから、自分の力を出す、Doingで頑張るを十分にやっていないことが多い。実際に、やろうとしてもすぐに力尽きるし、やろうとしてもできなくて、やっぱり私はダメなんだって自己否定ループに陥って、すぐ甲羅に戻ろうとする。

今の人生を抜け出したい
  ↓
どうせ出来ない、怖い
  ↓
でも抜け出したい。

で、出たり引っ込んだりして進まない。

そのパターンは、一度自分が「つらいことを我慢する型:頑張る」をやってないかチェックしてみて欲しい。

「つらいことを我慢させられている」被害者ポジションに居る限り、そこからは抜け出せない。
私がやってました。と認めるのは痛いんだけど、認めないと次に進めないんだ。

そして、少しづつ何かを、成し遂げる経験を、自分に積ませてあげて欲しい。ひとつひとつね。小さなことから初めてみて。

「我慢する」メリットがありすぎる方の処方箋

いやだいやだと思ってるその現状が、グダグダ文句言いつつも、実はメリット満載というケースもあります。あるんです。

・誰かが守ってくれる。
・家やご飯を提供してくれる。
・子どもで居られる(責任を負わなくていいい)。
・責められない。
・生活に困らない。

みたいなメリットが満載でその恩恵を受けていると、そこに居ちゃうのよね。

でも、この我慢するメリットがありすぎる方は、なんでかその「楽」を自分で認めてあげることが出来ない。

これ、何をしているかと言うときっと「強化」なんだろうなー。
しんどい状況に自分がいることに「安心感がある」。
自分を責めること、自分を幸せにしないことにメリットがある(ちょっとわかりにくいと思うから思い当たる方はセッション受けてね)んだろうなー。

ま、その場合、一度諦めて、その状況を自分で選んでいる。と受け入れて欲しい。
あぁ、こんなにメリットがあったのです、とその恩恵をありがたく享受してほしい。現実は「真」なり。どうぞ逆らわないで。

ビリーフリセットって、別に「甘えるな!」とか「しっかりしろ!」「大人になれ!」とは全然言ってないの。
「甘えてる自分は悪だ!」とか自分を責めてるからつらいだけなの。

ヒャッハー親元バンザイ!ヒャッハー小梨専業主婦ブラボー!って言えるんだったらそれ、まったくもって幸せなんじゃないかな。

ただね、我慢辞めていくと、自然に育っていくんです、人って。

我慢やめると、自分の内側から芽が出てきます。
その第一歩として、自分は自分で選んでそこにいる、と仮説して、そこにいるメリットを考えてみて。

ひたすらDoingを頑張ってきた方の処方箋

そして、力を使って頑張ってきたのに、同じ頑張りでは道がなくなった、八方塞がり!という「補償モード」で頑張り続けてきた状況の方は、Doingで頑張ってきたやり方を、Beingの方向へ向けてもらうだけで劇的に力を発揮したりする。

こういう方には前述の「頑張るの辞めてごらん」という言葉が効く。めっちゃ効く。頑張ってたんだ!って雷に打たれたように気がつく人もいる。私だ。

ただし、この方は、頑張るをなかなか辞められない。
息を吸って吐くかのように頑張るが通常運行なので、頑張らないがよくわからない。
まずは、深呼吸して身体をリラックスさせてあげてね。

一回のセッションで劇的に楽になるような方は、それまでにちゃんとDoingの力を使って頑張ってきている事が多くて、それは力の向けどころを、力の使い方を、体得している、ってことなんだろうと思う。

Beingっていうのは、あり方。
あなたの肩書や会社や、勝ち取ってきた企画や、プレゼンや、賞や、作り上げたものや、そういったものの全然関係ない、ただの「あなた」という存在が、どういう存在か。

何を感じて、何をしあわせとして、何を美しいと感じ、何を喜びとするのか。私とはどういう存在なのか。自分をどういう存在と、自分が評価しているか。「あなたという存在は、どんな人か。」という観点を探求してみて。

Doingパワーで頑張ってきた人は、ほんと自分にめちゃめちゃ辛辣な言葉を投げつけて、自分を切り刻んでいるからね。人に刺されるより、自分で刺してるほうが急所を外せるんで楽です。って言った方がいるけどね、泣くよね。

何かを成し遂げなくても、あなたはかけがいのない、大切な存在。
ということが、理屈抜きに感じられれば、頑張らなくても、楽に羽ばたくことができるよ。

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