あなたは、何者にもならなくていい

03.自己定義とビリーフ

本当に、ここ最近セッションにお越し頂く方は、みなさん宇宙人ですよねぇ(しみじみ)。

わざわざ検索されて、リンクをたどって、色んな方法で糸を手繰り寄せ、見つけていただいて、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

私が書いている「宇宙人」というのは、地球の人々に交われない方という意味でもないですし、宇宙の記憶がある方という意味でもないです。私にも宇宙の記憶は(まだ)ありません。

ある意味ではヒトという種は全員が、地球にとっての異物ですし、記憶があろうがなかろうが、ヒトはこの宇宙空間に存在する生命体であるという視点から見ると、全員が宇宙人です。

私が思う「宇宙人」の定義は、宇宙的な視点・視座から物事を眺めつつ、地球という惑星で、なにかを体験・体現しに来たという意識が(うっすらと)ある方々です。

それを「使命・ミッション」と呼ぶ方も居るでしょうし、「天職・役割」という言葉を好む方もいるかもしれません。
「いのちの使いみち」「生きていることの意味」などという言葉が、しっくり来る方もいらっしゃるかもしれません。

私は幼い頃から、自分はなんのために生きているのだろう?と考える子どもでした。生きているならば、使命・ミッションがあるはずなのに、なぜ私にはないんだ。そう薄っすらと悩みつつ40歳手前まで生きてきてしまいました。

そして、幽霊のように実感のないまま生きている自分に直面し、きちんと生きよう、自分のせいめいりょくを、いのちを、取り戻していこうと、決意したのが2016年の4月のことでした。

それまでの私は、会社で評価されること、より多くのお金を得て生活をすること、などを良しとしており、やるやらないの判断軸としていました。

それらの努力をまとめて表現すると「より良い自分になる」努力です。

人生の前半で、そういう努力をする必要も、まだ氷河期世代の私達にはありました(最近の子どもたちはちょっと様子が違うようですが)。

この地球に生を受けると、物質世界で生き残るという課題があります。その課題は人によって
「評価されるように」
「嫌われないように」
「認められるように」
「受け入れられるように」
と、様々です。

そして、それぞれの後ろには
「◯◯しなければならない」
などの命令や
「××してはいけない」
などの禁止令がくっついています。これがビリーフです。

しかしながら人生の半ばから「より良い自分になる」「生き残る」ための努力が、出来なくなってくる方、めちゃめちゃしんどいなと思われる方、またはその努力そのものに、疑問を持たれる方が表れ始めます。

「より良い自分になる」ために努力するっておかしくない?
これ、めっちゃしんどくない?なんのためにこんな事しているの?
そんな風に思われるようなのです。

なぜなら「より良い自分になる」って、裏を返すと、「今のままじゃダメ」って意味だから。

今のままじゃダメだ、もっと評価されないと!認められないと!と自己否定をしながら、今までと同じパワーを出すことが難しくなってくるからなのです。

ですので、いままで何の疑問も持たずに「より良い自分になる」努力ができていたのに、いままでと同じ努力や頑張りができなくなるのは、もうその「マイナスやコンプレックスをバネに!」というブーストの掛け方が違ってきている、合わなくなってきている、もう燃料がない、ということなのです。

「評価されるように」
「嫌われないように」
「認められるように」
「受け入れられるように」
という、他者からの評価を目的にするということは、自分ではないナニカになることを目的とすることです。

宇宙人さんたちは、そこに違和感を感じてしまうんです。
だから、ビリーフがない世界のエネルギーとつながると、とても素敵な笑顔で、生き生きとしはじめます。

そのエネルギーをリーディングして、あなたはこういう本質の方ですよ、とお伝えすると深く納得されるのです。
それは「あなたは、ほかの何者にもならなくていい。本質をただ生きればいい」ということを、本能的に理解されている、ということなのです。

その「本質のエネルギー」に接続し、エッセンスを思い出すと、再び地球で楽しんでこよう~♪と羽ばたいて行かれます。

「何者にもならなくていい」「目指さなくていい」
これが思考ではなく、体感で腑に落ちると、せいめいの、いのちの力が戻ってきます。

一生懸命努力して自分ではない自分や、何か別のものを目指す、私達の生きる目的はそこにはありません。
ビリーフや他人の価値観ではなく、ただ自分自身がどういう存在か、そこを思い出していくことが必要なのです。

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